新米パパの本音レビュー
読んだ本、育児、小遣い稼ぎ等を勝手に本音レビューしてます。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
「青い鳥」 重松清 レビュー



「青い鳥」 重松清


内容(「BOOK」データベースより)
村内先生は、中学の非常勤講師。国語の先生なのに、言葉がつっかえてうまく話せない。でも先生には、授業よりももっと、大事な仕事があるんだ。いじめの加害者になってしまった生徒、父親の自殺に苦しむ生徒、気持ちを伝えられずに抱え込む生徒、家庭を知らずに育った生徒―後悔、責任、そして希望。ひとりぼっちの心にそっと寄り添い、本当にたいせつなことは何かを教えてくれる物語。


レビュー

生徒の目線から描いた短編小説。
重松清の得意のパターンです。

各短編とも非常勤講師の村内先生を客観的に描いている。
吃音(言葉がどもってしまう)村内先生。
言葉がうまく話せないから、
「たいせつなこと」しか話さない。

各短編の主人公は、
みんな何かに思い悩んでいる。
そして、自分はひとりぼっちだと思いこんでしまっている。
村内先生はそんな生徒たちの「そばにいる」こと
「たいせつなこと」を伝えることで、
生徒の気持ちが少しずつ変わっていく。

印象に残った言葉がいくつかあります。

「正しくなくてもたいせつなことだって、あるんだ。
でも、たいせつじゃない、たいせつなことは絶対ないんだ。
どんなときでもたいせつなんだ。
中学生でも高校生でも。おとなでも子どもでも」

「ひとりぼっちが二人いれば、それはもう、
ひとりぼっちじゃないんじゃないか」

「あのなあ、人間はなあ、おとなになる前に、
下の名前で、た、たくさん呼ばれなきゃいけないんだ。」

きっと読んだ人であれば、他の言葉も含め、
ジンときたはずです。

中学、高校の多感な時期の生徒の心情も
よく描かれていて、変わっていく様子が
どの短編もとても気持ちがいい。

特に最終編「カッコウの卵」は
迂闊にも電車で読みながら、少し涙がでました。

老若男女問わず、是非読んでもらいたい小説です。

自分の評価
★★★★★




スポンサーサイト

テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2017 新米パパの本音レビュー all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。