新米パパの本音レビュー
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「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎 レビュー



「ゴールデンスランバー」 伊坂幸太郎


内容(「BOOK」データベースより)
仙台で金田首相の凱旋パレードが行われている、ちょうどその時、青柳雅春は、旧友の森田森吾に、何年かぶりで呼び出されていた。昔話をしたいわけでもないようで、森田の様子はどこかおかしい。訝る青柳に、森田は「おまえは、陥れられている。今も、その最中だ」「金田はパレード中に暗殺される」「逃げろ!オズワルドにされるぞ」と、鬼気迫る調子で訴えた。と、遠くで爆音がし、折しも現れた警官は、青柳に向かって拳銃を構えた―。精緻極まる伏線、忘れがたい会話、構築度の高い物語世界―、伊坂幸太郎のエッセンスを濃密にちりばめた、現時点での集大成。




レビュー

いよいよ映画公開ということで、
その前にどうしても読みたくなり手にとりました。

金田首相パレードの日、大学時代の友達、森田から
「おまえは、陥れられている。今も、その最中だ」
「金田はパレード中に暗殺される」「逃げろ!オズワルドにされるぞ」
首相暗殺の濡れ衣をかけられた青柳雅春。


よくあるストーリーだと、映画「逃亡者」のような
逃げながら真犯人捜しのストーリーを想像しますが、
今回はひたすら「逃げる」です。
ちょっと現実ばなれや映画的な感じもありますが、
追われている緊迫感、スリル、アクションが
文章からバシバシ伝わってきます。


過去と未来の時間軸、
元カノの視点や傍観者の視点などをうまく伏線に使い、
主人公青柳の逃亡の手段や展開を作っています。

流石という感じの緻密な構成力ですね。

また、伊坂幸太郎らしい言葉のやりとりがいいですね。
時折でてくる過去の大学時代のやりとりが笑えたり、
いろんな人の言葉が胸にジンときたりします。

花火職人ロッキーの言葉
「花火ってのは、いろんな場所で、いろんな人間が見てるだろ。もしかすると自分が見てる今、別のところで昔の友達が同じものを眺めてるのかもしれねぇな、なんて思うと愉快じゃねぇか?たぶんな、そん時は相手も同じことを考えてんじゃねぇかな。俺はそう思うよ。」
「思い出っつうのは、だいたい、似たきっかけで復活するんだよ。自分が思い出してれば、相手も思い出してる。」


無実を信じる、青柳雅春の父の言葉
「俺は、あいつが素っ裸で生まれてきた時から、知ってんだ。母ちゃんなんて、あいつのことに関してはもっと詳しい。腹にいたときから知ってんだからな。歩き始めた時も、言葉を喋りはじめた時も全部、俺は見てきた。長えんだよ、付き合いは。で、昨日今日、雅春のことを調べたようなおまえに、何が言い切れる」


 
また、ふしぶしに出てくるビートルズがいい味出してます。
読み終わった後は、ついついパソコンでアビーロードのアルバムを
試聴してしまったくらいです。


そして最後
「第五部 事件の三ヶ月後」と副題からの10数ページ。
僕はとっても好きです。



自分の評価
★★★★★


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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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