新米パパの本音レビュー
読んだ本、育児、小遣い稼ぎ等を勝手に本音レビューしてます。
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「魍魎の匣」 京極夏彦 レビュー



「魍魎の匣」 京極夏彦 


内容(「BOOK」データベースより)
匣の中には綺麗な娘がぴったり入ってゐた。箱を祀る奇妙な霊能者。箱詰めにされた少女達の四肢。そして巨大な箱型の建物―箱を巡る虚妄が美少女転落事件とバラバラ殺人を結ぶ。探偵・榎木津、文士・関口、刑事・木場らがみな事件に関わり京極堂の元へ。果たして憑物は落とせるのか!?日本推理作家協会賞に輝いた超絶ミステリ、妖怪シリーズ第2弾。


レビュー

まず、本の分厚さに多少怖じ気づきました。
文庫にして、1000ページ超。
しかも、複雑怪奇な京極堂シリーズ。
読み始めから1カ月かかってしまいました。

前半戦は、なかなか京極堂がでてきません。
ある二人の少女と木場刑事。
この当たりは、謎が多いまま進むので
ちょっと読むのに疲れます。

そして中盤に京極堂登場。
ここで、霊能者、超能力者等の解釈。
非常に理屈っぽいのですが、
ここら辺は京極シリーズの真骨頂。
理攻めでくるので、そうかぁと洗脳されていきます。

そして、匣、箱、匣ととにかく匣が出てくる。
連続バラバラ殺人や霊能者、謎の箱型の建物。
とにかく繋がらない様々な物。

それを京極堂が聴いている情報だけで、
全ての謎を解いてしまう。

終盤戦は、怒涛の面白さ。
全ての謎が解決していきます。
前半にかかっていた時間が嘘のように
先が読みたくて仕方がなくなります。

最後は1夜で500ページを読破。
どんでん返しの連続です。
よくこんなことが思いつくというか、
他の作家にはまず真似の出来ない小説です。
大傑作!!

自分の評価
★★★★★



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「死ねばいいのに」 京極夏彦 レビュー



「死ねばいいのに」 京極夏彦 レビュー


内容(「BOOK」データベースより)
死んだ女のことを教えてくれないか―。無礼な男が突然現われ、私に尋ねる。私は一体、彼女の何を知っていたというのだろう。問いかけられた言葉に、暴かれる嘘、晒け出される業、浮かび上がる剥き出しの真実…。人は何のために生きるのか。この世に不思議なことなど何もない。ただ一つあるとすれば、それは―。


レビュー

京極夏彦と言えば、分厚い小説というイメージがあり、
なかなか読むのに勇気がいる作家なんですが、
サクッと読めそうな感じがまず嬉しいです。

タイトル「死ねばいいのに」
こんな強烈なタイトルが過去あったでしょうか。
このタイトルだけで、興味をそそる人、
敬遠する人真っ二つでしょう。
私は当然、前者なわけですが。。


実際小説としては、
殺されたアサミの関係者6人に対し、
アサミの知り合いであるケンヤが、
彼女のことを聞いていく6つの話。

常識や学識、言葉づかいを知らないケンヤ。
「~すよ」が多用されている。
京極夏彦のイメージと当初あわなかったが、
6人の一人称で心内まで表現していく手法。
風景描写を除いた会話だけの手法。
とても面白いです。

また、アサミの関係者と話すうちに
それぞれが持つ不満や愚痴、
最初一人称で表現されるその理論が正論だと思えるが、
段々、常識や学識のないケンヤに論破されてしまう。

「死ねばいいのに」

なんかすっごくスッキリしまったのは
僕だけではないと思います。

多少、マンネリ気味、強引な理屈があり
マイナス1点ですが、
ぐいぐい引き込まれる小説です。

自分の評価
★★★★☆

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「姑獲鳥の夏」京極夏彦 レビュー



「姑獲鳥の夏」 京極夏彦


内容(「BOOK」データベースより)
この世には不思議なことなど何もないのだよ―古本屋にして陰陽師が憑物を落とし事件を解きほぐす人気シリーズ第一弾。東京・雑司ケ谷の医院に奇怪な噂が流れる。娘は二十箇月も身籠ったままで、その夫は密室から失踪したという。文士・関口や探偵・榎木津らの推理を超え噂は意外な結末へ。


レビュー

本の分厚さでどうしても敬遠していた京極夏彦。
後輩と幽霊がいるのかと討論をしていた時、
(僕はいないと思うというリアリスト的立場)
後輩が夢がない、京極を読んでくださいと
生意気なことを言われたので、読んでみました。

古本屋で陰陽師でというとっかかりの設定が
ちょっと苦手なパターンですが、
その論理的な京極堂の語り口が、
ありえないような展開が実際あるんじゃないか?
妖怪や幽霊といった非現実的なものが
存在するんじゃないか?
と思わせてくれることに驚きました。

それは、本当にいろんな文献の引用や
深い歴史や文化の知識によるもので
初めて読んで流石と思わせる文章力です。

謎を徐々に解いていくこと、
謎の意外性や説得力、
人気がある理由もよくわかります。

ただ、ページが多いのでやっぱり根気が要ります。
また、僕のリアリストも相変わらずです。


自分の評価
★★★★☆


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